ご相談例
- Q.業者の担当者は「儲けさせます」と約束してくれましたが、違うのですか?
- A.違います。
先物取引仲介業者は、委託手数料を収入源としています。委託手数料は買ったり、売ったり、取引(売買)を行う度にかかります。
取引回数が増えれば増えるほど、業者が儲かるのです。
他方、顧客が先物取引で儲けても、先物取引仲介業者の収入にはつながりません。
ですから、先物取引仲介業者は、顧客の利益・損失にはあまり関心がありません。
顧客にできるだけ多くの取引をしてもらうこと、できるだけ長く取引をしてもらうことしか考えていないのです。
素人の方が先物取引をするときは、先物取引仲介業者の担当社員の言うとおりに取引を行うしかありません。それをいいことに、先物取引仲介業者の担当社員は、会社が儲かるように、顧客にたくさん取引をさせるのです。決して、顧客に儲けてもらうとは考えていないのです。
- Q.先物取引仲介業者の手口には、どんな手法がありますか?
- A.業者の手口はいろいろありますが、勧誘段階と取引開始後について1つずつご紹介いたします。
<勧誘段階>
よくあるのは、「絶対儲かります。損はさせません」というセリフです。
ほとんどのケースで、このような決まり文句が繰り返し出てきます。
これを聞いた素人の人は、本当に儲かるかもと思ってしまいます。
しかし、実際には、先物取引で絶対に儲かるということはありません。必ず相場が上がる、あるいは、必ず下がるということはないのです。どんな要因で値上がりするか、値下がりするか、専門家でも予測は困難です。
ですから、「絶対儲かります。損はさせません」などと言って勧誘することは、「断定的判断」の提供と言って、違法になります。損害賠償の根拠になります。
このようなセリフで勧誘を受けて先物取引を始めた方は、必ずレセラにご相談ください。損害賠償を検討しましょう。
<取引開始後>
お金をどんどん預けさせられた。何も知らずに先物取引を始めた方には、そういう人がほとんどです。
先物取引を始めると、最初はたいてい利益が出ます。1日だけで数十万円も利益が出ることがあります。そうすると、先物業者の社員は、「もっと投資すれば、もっと儲かりますよ」と言ってきます。これを聞くと、たいていの人は、何とか資金を用意して証拠金を預けてしまうのです。
しばらくすると、今度は損が出ます。やはり1日だけで数十万円、あるいは、数百万円の損失が発生します。預けた資金がほとんどなくなってしまいます。そうすると、先物業者の社員は、「このままでは投資した資金が戻ってきません。損失を取り戻すために、資金を追加してください」と言ってきます。これを聞くと、ほとんどの人は、「せめて預けた資金だけは戻ってきてほしい」と思って、借金をしてでも追加の証拠金(追証)を預けてしまうのです。
先物業者は、このようにして顧客からどんどん資金を出させます。もちろん預かっているだけですから、すぐには取れません。しかし、先物業者としては預かってしまえば、こっちのもの。あとは顧客にどんどん取引をさせて、委託手数料として預かった資金を自分の財布に入れていってしまうのです。
- Q.どのくらい賠償してもらえるのですか?
- A.先物取引で発生した損失の全額を賠償してもらえるというのは、極めてまれなケースです。
示談交渉であれば、損失額金の3割から6割くらいが賠償金額の目安になります。
裁判になると、4割から7割くらいが目安でしょうか。
もちろん、実際の賠償金額はケースバイケースです。裁判をしても、ゼロになってしまうこともないわけではありません。示談交渉でも、2割くらいになったり、7割になったりします。
まずは、弁護士の面接相談を利用して、ご自分の事案では、賠償金額がどのくらいになりそうか確認してみてください。
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